尿中重金属排泄試験とは
キレーション治療で使用するキレート剤を内服後に尿中の重金属排泄量を測定する検査です。
キレート剤を試験的に1錠内服した後、6時間の間貯めた尿の中にどれだけの重金属が排出されるかを測定します。体内の重金属の蓄積量を推定できると同時に、キレーション治療により「どれだけ排泄することが出来るか」治療効果を評価出来る検査です。キレーション治療後に、治療効果を判定する上でも有効です。
注意点としては、体の中に炎症が残っている場合や、デトックス機能が低下している場合は体内に重金属が蓄積していても、排出できない場合があります。
この検査で、重金属の排泄量が少ないからと言って、体内に重金属が蓄積していないことにはなりません。
重金属の蓄積の有無については総合的な判断が必要です。検査の意味や解釈については主治医と相談してください。
検査結果から、重金属の蓄積が症状の原因であると疑われる場合は、キレーション治療をご提案します。
※この検査は、主治医と相談の上、キレーション治療を開始する直前に行うことをお勧めします。身体の状態が整っていない状態で、炎症がありデトックス機能が低下している場合は重金属を十分に排出できないからです。
※ 「キレーション」とはギリシャ語の「カニのはさみ」から来ています。カニのはさみのように有害金属をつかまえ、自由に動けないようにして体の外に排出することを意味しています。
体内の重金属蓄積についてはこちらをご覧ください。