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自己治癒力を高める医療とは?
皆さんこんにちは。小西統合医療内科の院長、小西康弘です。
私は大学を卒業してから大きな病院で研修を受けた後、大学病院で5年間臨床研究をしてきました。
そして最先端の医療とはどういうものかというのを目の当たりに体験してきました。内科全般を行ってきた中で、今の医療で十分でない点にも気づくようになったのです。
そして2012年に大阪の中津に小西統合医療内科を開業するにいたりました。
今までどのような治療を受けても良くならなかった患者さんがどんどんよくなっていくのをみるにつれて、このような治療があるのだということを、一人でも多くの方に知ってもらいたいと思い、今回この DVDを作ることにしたのです。
では、スライドを基に説明していくことにしましょう。
まず最初のスライドですが、通常の病院で行っている医療についてまとめたものです。
例えば、頭が痛いという症状があれば、病院に行って頭の検査をしたりして、特に異常がなければ鎮痛剤を処方されると思います。あるいは、夜なかなか寝付けないということがあれば、病院で睡眠薬を処方されて、それを飲むということになると思います。
内科的な疾患に限らず、例えば皮膚科で、じんましんが出たりアトピー性疾患があればいろいろな薬や軟膏を処方されると思います。
私自身は、こういう治療が無駄であるというふうには思わないですが、いろんな症状で悩んでおられる患者さんの場合、単にそういう対症療法、そういう症状や病名を抑えるだけの治療で本当にいいのか?というのを考えるようになりました。
しかし現実の病院ではそれ以外の治療法というのはなかなか行うのが難しいのも事実です。
このスライドは当院で行なっている治療をイメージで示したものです。
今申しました、いろんな症状が出てくるその上流には身体のバランス、これから私は自己治癒力という言葉を使って説明していきますが、この自己治癒力のバランスが崩れて、あるいは自己治癒力が低下してこういった諸々の症状が起こってきていると思える場合が少なくありません。
さらに上流を見ていくと、精神的なストレスであったり肉体的なストレスがこれらの症状に関係していると思われる場合も多々見られるわけです。
そもそも自己治癒力とはいったい何なのかという話になりますが、自己治癒力というのはもともと私たちの体に備わっている身体のバランスを取り戻す力、病気を治す力のことです。
この自己治癒力のバランスが崩れていくと、このやじろべえのようにバランスが崩れていきます。
本来、私たちには自己治癒力があって、ちょっとしたストレスがあってもちゃんと身体のバランスを取る働きがあるわけですが、だんだんだんだんこういったアンバランスが積み重なることによっていろんな症状につながるわけです。
ですから、この崩れたバランスが一体どうして起こっているのかということを検査し、その検査結果に基づいて、元のようにバランスを取り戻してやれば、いろんな症状、その中には病院で検査をしても全然原因が分からない、それは気のせいだと言われるような症状もあるわけですが、自然とそういった症状が消えていくということが起こってきます。
- 【第1話】自己治癒力を高める医療とは?
- 【第2話】自然治癒力の低下とミトコンドリア機能
- 【第3話】腸内環境とリーキーガット症候群
- 【第4話】リーキーガット症候群の治療
- 【第5話】遅延型フードアレルギーの意味
- 【第6話】腸内環境と便総合分析検査
- 【第7話】腸管のデトックス機能について
- 【第8話】デトックス機能の低下と自己治癒力
- 【第9話】重金属の蓄積を評価する
- 【第10話】重金属の治療について
- 【第11話】環境汚染物質検査
- 【第12話】腸管カンジダ症
- 【第13話】ここまでの話のまとめ
- 【第14話】ミトコンドリア機能低下と副腎機能
- 【第15話】自己治癒力を高めるための治療指針
- 【第16話】当院を受診される患者さんへ