HOME » 自己治癒力を高める医療 » 【第11話】環境汚染物質検査
環境汚染物質検査
次に生体異物の一つである環境汚染物質についてみていきましょう。
私たちの環境はいろんな環境汚染物質で汚染されており、身体の中でいろんな障害をもたらしていることが分かっています。デトックス機能が低下するとこれらの環境汚染物質が身体に蓄積し、尿中に大量に排出されるようになるわけです。尿中の環境汚染物質を測定することにより、私たちの身体のデトックス機能をみることができます。
このように生体異物が蓄積していることにより、私たちのミトコンドリア機能は低下し、細胞が必要なエネルギーをつくることができなくなってきます。これが身体の自己治癒力の低下する原因です。これらの生体異物や重金属を排出することによって、私たちのミトコンドリア機能は回復してくるわけです。
ここまでお話したことは、腸内環境の悪化が生体異物の蓄積につながり、それがミトコンドリア機能の低下、自己治癒力の低下につながるという話をしてきました。
- 【第1話】自己治癒力を高める医療とは?
- 【第2話】自然治癒力の低下とミトコンドリア機能
- 【第3話】腸内環境とリーキーガット症候群
- 【第4話】リーキーガット症候群の治療
- 【第5話】遅延型フードアレルギーの意味
- 【第6話】腸内環境と便総合分析検査
- 【第7話】腸管のデトックス機能について
- 【第8話】デトックス機能の低下と自己治癒力
- 【第9話】重金属の蓄積を評価する
- 【第10話】重金属の治療について
- 【第11話】環境汚染物質検査
- 【第12話】腸管カンジダ症
- 【第13話】ここまでの話のまとめ
- 【第14話】ミトコンドリア機能低下と副腎機能
- 【第15話】自己治癒力を高めるための治療指針
- 【第16話】当院を受診される患者さんへ